Category : タバコが引き起こす怖い病気

喫煙と認知症

高齢になってくると認知症やアルツハイマー症、つまり俗に言う"ボケてしまう"方が増えてきます。「ボケてまで生きていたくはない」とは思うものの、実際に認知症やアルツハイマー症が発症してしまうと、その意思すらなくなってしまいます。結局、ボケて家族や周囲の方に助けられながら生きていくことになってしまいます。

認知症やアルツハイマー症になるのは体質や生活環境などが関係していると言われますが、実は最近喫煙により認知症やアルツハイマー症のリスクが高まると言われています。

タバコはアルツハイマー症のリスクが軽減されるとの説も

タバコは身体に悪いということはほとんどの方が知っていることです。ですが、1994年に出版された書籍にはタバコを吸うとアルツハイマー症のリスクが軽減されるとの医科大学名誉教授の説が載っています。それにより、喫煙はアルツハイマー症予防にもなるという噂が一部に広まっています。この説を信頼している方だと「ボケないためにタバコを吸っている」なんていう方もいます。

実際、100歳の双子のお婆さんとして一世を風靡した"きんさん、ぎんさん"もタバコを吸っていましたし、元気に生きていらっしゃる高齢者でもタバコを吸っている方はたくさんいます。それをみるとタバコと認知症・アルツハイマー症は無関係、むしろボケないのかも、なんて思う人もいるでしょう。

ですが、その書籍が発売されて以降はいろいろな研究結果が出ており、今はより信憑性のある「喫煙はアルツハイマー症を引き起こすリスクが高くなる」との説が正しいとされています。

喫煙は認知症・アルツハイマー症のリスクが高くなる

喫煙により血流が悪くなる、タバコを吸うと一時的に酸欠状態になる、という事は知られていることです。血流が悪くなることで毛細血管の細部までは血液が届かなくなる、酸欠状態により脳にダメージがあるのですから、当然それが認知症やアルツハイマー症になる引き金になってしまうのです。

もちろん個人差もありますし、タバコの本数によってもそのリスクは異なりますが、1.5~3倍ほど喫煙者の方がリスクが高くなると言われています。実際にこういった研究結果が出ているので、間違いのないことでしょう。

タバコを吸って長生きなのはタバコを吸っているからではない

前述の"きんさん、ぎんさん"のようにタバコを吸っていても長生きの方はたくさんいます。ですが、それはタバコを吸うから長生きという訳ではありません。ストレスをためない性格、運動をしっかり行っているなどいろいろ理由があるものです。もちろん体質もあります。

決してタバコを吸っているから長生きという訳ではなく、タバコを吸わなくても長生きで、もしかするとタバコを吸っていなければもっと長生きできたかもしれません。 昔はタバコを吸う方の割合が多かったですから、長生きしている中にも喫煙者がいたというだけです。タバコが原因でガンや心筋梗塞になって亡くなってしまったという方のほうがきっと多いはずです。

ただ、病気で亡くなったとしても、「死亡原因はタバコ」なんてことにはならないので、それが表に出ていないだけです。 長生きしたい、それもボケずに長生きしたい方はタバコを今すぐにでもやめたほうがいいでしょう。

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