主な離脱症状と継続時間について知ろう

多くの人が禁煙の失敗を体験しています。 これは、禁煙すると自分の身に何が起きるかを把握せずにスタートしてしまったせいもあるかもしれません。 禁煙は自分の中にあるニコチンとの闘いでもありますが、攻撃パターンをあらかじめ知っておくことで闘いを有利に進めることも可能です。

「思い立ったが吉日」などと、準備不足で予備知識もなくスタートしても、成功は難しくなります。事前にしっかり知識を持っておいた方が良いでしょう。


禁煙のキモは最初の1週間

タバコ、酒など習慣性や依存性のあるものは、いざ止めようというときには強い離脱症状に見舞われます。この離脱症状は、関わりが深ければ深いほど強烈になります。

タバコを止めたい人が多くても、なかなか止められない人が多いのはこのためです。 タバコの場合、特に最初の3〜4日間の離脱症状が強烈な場合が多く、ここを耐えられるかどうかが禁煙成功の大きなカギを握っています。

禁煙後、4日間はつらい闘いがあることを、あらかじめしっかりと肝に銘じておくことが大切です。 このため、最初の4日間は禁煙に集中出来るよう、事前にスケジュールを調整しておくと効果が高くなります。

たとえば、会社が終わったあとにタバコを吸うことが難しい環境を用意しておくと効果的です。 スポーツジムに通うとか、勉強会や映画など、タバコを吸うのが難しい予定を組んでおくと良いでしょう。

また、行き帰りにコンビニに寄ると、ついついタバコを購入してしまう可能性も高くなります。必要最小限のお金しか持ち歩かない、その期間に必要な食事はあらかじめまとめ買いしておくなど、寄り道をしないように準備しておくと良いでしょう。 タバコが吸いたくなったとき、代用出来るあめやガムなどを多めに準備しておくのもお勧めです。

また、この期間は強烈な眠気や頭痛を経験する人も少なくありません。これもニコチンが切れていくときに起きる生理現象です。

禁煙にトライする時期は、仕事がそれほど忙しくなく、ゆったりとしたスケジュールが可能な時期を選んだ方が良いでしょう。 また、飲酒は喫煙を誘発しますので、飲み会などは断った方が良いでしょう。

最初の1週間を乗り切ることが出来れば、禁煙の成功率はかなり高くなります。 まずは、1週間だけ禁煙するつもりでトライしてみると良いでしょう。

身体に起きる変化に注意する

無事に1週間を乗り切ることが出来ると、タバコに対する欲求はかなり低くなります。 また、これまでよりも身体が楽に動くことを実感する人が多くなります。

また、2週間が過ぎる頃には顔色も改善し、見た目の印象が明らかに変わってきます。 これらの変化をモチベーションにつなげることが、禁煙を継続する秘訣となります。

体からニコチンが完全になくなると、これまでニコチンに頼り、サボり気味になっていた神経組織が少しずつ回復していきます。 回復が完了するまでには3ヶ月ほどかかりますが、その間に睡眠に障害を抱える人が多くなります。過眠状態になったり、逆に夜中に目覚め、眠れなくなったりする症状がみられます。

このとき、「やはりタバコを吸っている方が健康的だ」と考えてしまう人も多いのですが、身体は必ず元に戻りますので、焦らず気長に待つことが大切です。

なお、この時期に便秘になるという人も少なくありません。 ニコチンがもたらす血管収縮作用は便通を促す効果があり、長年の間にそれが習慣化し、身体が自力で便通を促すことをサボってしまっているせいで、回復には時間がかかる場合があります。 これもかなり苦痛を伴うもので、「タバコを吸っていた方が明らかに健康的」と考える要因になります。

この場合、出来るだけ速やかに病院で相談し、タバコに頼らないで便通を行えるように対処した方が良いでしょう。