タバコを消す

禁煙は健康への第一歩

健康という言葉を私たちはふだんから当たり前のように使っていますが、本来どのように定義されているのでしょうか。たばこを吸う習慣をお持ちのかたはもう一度よく健康の意味を理解して、禁煙を決断する勇気が必要です。


健康とは完全に良好な状態

世界保健機関(WHO)は、全人類の健康の達成を目的としています。

健康について「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態」と定め、「たんに病気や虚弱でないことではない」としています。健康を全人類の基本的権利の一つと考え、近年、世界各国に対して禁煙を働きかけています。

健康である権利の侵害

受動喫煙が問題となっています。吸いたくない煙を吸わされるのは、煙が苦手な人にとって苦痛です。きれいな空気を吸いたいと思う周囲の人たちの気持ちを無視することはできません。

かつて、たばこを吸う社員のそれぞれの机の上には灰皿が置いてあり、夕方には吸殻が山盛りになっていました。くわえたばこで仕事をしている社員もおり、落ちた灰が書類を焦がしてしまうこともありました。同じ職場に妊婦がいてもお構いなしに吸っている人がいました。

当時たばこを吸わない社員は、ただおとなしく我慢していました。同僚に対してなら文句の一つもいえますが、ヘビースモーカーの上司に遠慮してくださいとは間違っても言えません。

狭い会議室では吐き出された煙が天井付近を雲のように滞留しても、だれ一人として換気しようとはいい出しません。扉を開くと部屋にこもっていた煙の雲がもくもくと廊下に流れ出てきたものです。

受動喫煙という概念ができる以前の職場はこのように惨憺たるものでした。いま考えると信じ難い光景ですが、どこの職場でも普通に見られました。

一日も早く禁煙を

長年の生活習慣によって、知らず知らずのうちに健康な状態が脅かされているといわれています。ゆるやかに健康が損なわれる場合は、なかなか自覚しにくいものです。

最近、なんとなく体調が良くないとか、咳をすることが多くなった、EDが気になってきたなど、わずかでも感じることがあったなら、ふだんの生活を一度見直してみましょう。喫煙は呼吸器にダメージを与えるだけでなく、血管を収縮させて血行を悪くします。朝起きたときに喉が痛い、咳が出るなどの直接的な影響だけでなく、血行不良によるEDや倦怠感の原因にもなりかねません。
EDと生活習慣病|竹越院長コラム【浜松町第一クリニック】

一日でも早く禁煙をすることにより、ほんとうの健康を取り戻すことができるはずです。