たばこに操られない生活を作る

生活の中で、たばこを手にしてしまうのはどんなときかを考えます。その状況になってもたばこに手を伸ばさないようにします。自分の無意識的な行動を意識することにより、禁煙を実現させます。


最初の瞬間に気付く

一日の生活のなかで、一服しようとする瞬間を思い出してください。

朝目覚めたとき、出かける前の空き時間、駅までの途中の道のり、館内全面禁煙になった会社のビルに入る直前、休憩時間、食後、仕事が一段落したとき、考えがまとまらなくなって気分転換したいとき、一日の仕事が終わったとき、特に何もすることがないとき、居間でくつろいでいるとき、就寝前……。

ありとあらゆる生活の場面でたばこを吸っていることに気付くでしょう。一連の行動が日々の生活のなかにすっかり組み込まれています。その状況になると、自然に吸っているのです。喫煙が習慣化している状況を変えるには、吸おうとする瞬間を乗り越えればよいのです。

出来上がっている習慣を取り消す

人は決まった行動パターンが形成されるとそれを無意識に行なうようになるもの。一度身に付いたことを変更することはとても困難です。それを習慣といいます。

仕事の手順を確立してしまうと、とくに個別の動作を意識せずに行えるのもこの仕組みです。一連の動作を身体が覚えてしまっているので、本人が特に意識しなくても身体が動いてしまいます。

禁煙を試みようとする人が失敗する原因がここにあります。たばこを吸おうとして始まる無意識的な動きに注意し、禁煙を決意した自分を思い起こすことです。

たばこのない生活習慣に作り直す

理想的には、たばこのない環境に閉じ込もることですが、実際には困難ですので、吸うことができない状態を意識的に作ります。

持っているたばこを捨て、灰皿を捨てます。喫煙者のいる場所には近づかないようにしましょう。たばこの自動販売機の前を避け、たばこの広告を見ないようにします。

よく見かける光景ですが、他人からたばこをもらうのは金輪際なしです。「明日からということにして、一本だけでもどう?」という悪魔のささやきにはくれぐれも注意してください。

完全にたばこから離れる

一日でもできたら、それを次の日も継続しましょう。一本くらいと思ったときが試練のときです。すべてがふりだしに戻ってしまいます。だれかうまくいった人がいれば、話を聞かせてもらいましょう。見事に成功したときには周りの人も喜んでくれます。

禁煙外来という専門の医療機関に相談する方法もあります。多くのヘビースモーカーも同じ道を通ってきました。一度や二度、失敗したからといって落胆することはありません。