たばこに束縛されない生き方を選ぶ

もし、喫煙者が自分の意思で吸っているなら、おなじ意思でいつでもやめることができるはずです。それができないということは、たばこに束縛された状態といえるでしょう。禁煙を成功させるには、自分の意思がたばこに乗っ取られているという自覚を持つ点にあるといわれています。


身についてしまった喫煙のサイクル

起床時、朝食後、通勤時の駅までの道のり、駅から職場まで、勤務時間中、昼食前、昼食後、……と喫煙者にとってたばこを吸う時間は生活の一部になっています。たばこがやめられない理由を「生活のリズムになっているから」と答える人がいるように、すでにその状態は生活習慣になっています。
こうした生活は、何年も喫煙している人のすべてにみられる状態であり、行動パターンが出来上がっていることがやめにくい理由のひとつになっています。たばこをやめることはそれまでの生活全体を見直す決意が必要になります。

喫煙で失われる時間や就職の機会

たばこは、お金だけではなく、時間も奪っています。非喫煙者であっても休憩はとりますが、喫煙者の場合は、確実に喫煙時間が必要です。その時間はおそらくたばこを吸わない人よりは多いはずです。それは職場においては喫煙室が設けられたため、昔はたばこを吸いながら仕事をしていた人が、いったん仕事を中断して喫煙室に逃げ込むからです。
最近では、喫煙者の採用をしない企業もあるそうです。その理由の一つは「頻繁に休憩をとる喫煙者に対して非喫煙者から不公平だという声が大きいため」だそうです。

たばこに支配されている自覚

職場でも家庭でも白い目で見られて負い目を感じるいまの状況は、今後ますます加速するでしょう。「あの人は、ニコチンが切れると、ちょっとしたことでキレる」という悪評がたってしまっては昇進にも響く大問題です。
また、たばこはニコチンへの依存だけでなく様々な生活習慣病の原因のひとつともいわれています。喫煙すると血管は収縮して血行不良になったり、高血圧の原因になったりします。長期的には動脈硬化への悪影響が指摘されており、EDの発症リスクもあります。EDは動脈硬化が本格化する前に現れる症状という意見もあり、気になったら早めに専門のクリニックに行って診断を受けるべきでしょう。
EDと高血圧の関係について知りたい人はコチラが参考になりそうです→高血圧とED|ED大辞典
禁煙は、一日や二日たばこを吸わないことではありません。一生吸わない状態を維持していくことです。たった一本のたばこで、またもとの一日一箱の生活に戻ってしまう人が多いといわれています。

それでも、きっぱりとやめることができた人は、それまでの生活がどれほどたばこに束縛されていたかを実感するそうです。