タバコと男性特有の症状~薄毛とED

女性ウケが大変悪いタバコ。しかも男性にとっては特に気になる「薄毛」と「ED」の確率も高めてしまうことをご存知ですか? それを知れば、禁煙しよう…という気持ちが少し湧き上がってくるかもしれません。


タバコは、薄毛の原因となる男性ホルモンを増やす!

男性にとって、気になる髪の毛の問題。タバコはあらゆる意味で、薄毛を促進させると考えられています。 まずタバコを吸うと、ニコチンの作用で血管が収縮するため、頭皮の血流も悪くなります。髪の毛が生えるためには、頭皮の血管を通して栄養や酸素が十分に運ばれる必要がありますから、それが阻害されるだけでも薄毛の一因になるのです。

さらに、タバコには「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンの産生を増やす効果も認められています。DHTは、テストステロンがさらに強力になったもので、特に前頭部や頭頂部から進行する「AGA(男性型脱毛症)」の原因となるホルモンです。

実際アメリカで中年男性を対象におこなわれた調査でも、喫煙者のほうが非喫煙者と比べて、DHTの量が13パーセントも高かったという結果が出ています。

AGAには「プロペシア」などの治療薬がありますが、それ以前にタバコを吸っている男性には、禁煙治療がすすめられることもあります。それほど喫煙は、髪の毛に良くない習慣なのです。

喫煙によって血流が悪くなると、EDにつながる!

薄毛と並んで、中年期の男性にとって気になるのがED(勃起不全)です。タバコは、EDの重大なリスクファクターの1つであることが分かっています。 前述した通り、タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があります。そもそも勃起とは、普段は閉じている陰茎動脈が拡張し、スポンジ状の陰茎海綿体に多量の血液が流れ込むことで膨張する現象です。ですから血流の悪さは、そのままEDに直結します。

さらにタバコは高血圧や糖尿病、脂質異常症といったあらゆる生活習慣病のリスクも高めます。これらはすべて「動脈硬化」を引き起こす病気ですから、全身の血流がますます悪化します。 特に陰茎動脈は、内腔が1~2ミリとごく細いため、動脈硬化や血流の悪さの影響を真っ先に受けやすい部位です。人によっては、EDが血管性の病気(脳梗塞や心筋梗塞)の前兆として表れる場合もあるほどです。

またEDには、バイアグラをはじめとする優れた治療薬がいくつかありますが、タバコを吸うことで効果が半減してしまうともいわれています。そのため薄毛治療と同様、EDにおいてもまずは医師から禁煙が指導されることも多いようです。

このように喫煙は、男性にとっていいことはまったくありません。いつまでも男性として魅力的でいるためにも、ぜひ禁煙にチャレンジしてみてください。