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離脱症状に打ち勝つために

禁煙に興味はあっても、その離脱症状に対する恐れから、どうしても最初の一歩を踏み出すことに躊躇するという人も多いのではないでしょうか。 タバコもそうですが、アルコールや麻薬など、依存性のあるものは一度習慣化してしまうと、抜け出すのには大変な労力がいるのです。

喫煙者の多くが禁煙を試み、そして失敗した経験を持つのですが、これは決して意志が弱いためではなく、それほど困難だということなのです。 これから禁煙を行おうとする人は、その道が決して楽ではないことをしっかり把握しておくと良いでしょう。

禁煙の際に現れる離脱症状は一定のパターンがあり、あらかじめ知っておくことで耐えられる可能性も高くなるでしょう。 では、順を追って離脱症状を見てみましょう。

初めの3日間が最もつらい

まず現れるのは「タバコが吸いたい!」という強い欲求です。 例えばこれまで1時間に1回吸っていた人であれば、1時間ごとに「吸いたい」という欲求に襲われることになります。この欲求自体は3分間ほどで消えますが、かなり強力な欲求で、気が付いたら無意識にタバコを手にしていた、といったこともあります。

この欲求はニコチンが体内から完全に消える3日目まで断続的に続きます。 初めの3日間が最もつらいと言われるのは、この欲求がかなり強烈であるためです。

ちなみに、アルコールの依存症の場合も禁酒直後の3日間が最もつらい時期になりますが、アルコールの場合は幻覚や幻聴に次々に襲われ、暴れ回ったり物を壊したりするような激しい離脱症状に見舞われ、多くは隔離病棟などに入院して治療することになります。 アルコールに比べれば、タバコの離脱症状は比較的軽いといえるでしょう。

イライラ、悲観的な気分

「吸いたい」という単純な欲求が満たされないことで、脳からは次の攻撃が始まります。 これが、イライラや悲観的な気分など、精神面に影響を与えるものとなります。

喫煙者の脳は「イライラさせることでニコチンが補給してもらえる」といった学習をしている場合が多く、脳の働きに作用してイライラを起こし、ニコチンを補給してもらおうとするのです。

また、女性の場合は意味もなく悲しい気分になるなど、情緒不安定になる人も多いようです。禁煙している自分がみじめに思えるような精神状態に追い込み、何とかしてニコチンを補給してもらおうと画策しているのです。

最初の3日間は、ニコチンと結託した自分の脳との闘いとなります。 決して楽ではありませんが、あらかじめ攻撃パターンを学んでおくことで、耐えることも可能となるでしょう。

睡眠の障害

ニコチンには覚醒効果があります。禁煙によって突然、覚醒効果がなくなることで、睡眠に関する障害を感じる場合が多くなります。最初に現れるのは慢性的な眠気です。これは、ニコチンによって半ば強制的に覚醒状態にされていた反動によるもので、あわせて頭痛や吐き気、やる気のなさも出現する場合があります。

対処には、よく眠ることが一番です。 このため、禁煙は忙しすぎて休めない時期よりも、比較的仕事が落ち着いていて、睡眠時間が十分に確保出来る時期を選んだ方が成功しやすくなるのです。

なお、このあとには逆に、全く眠れなくなる時期がある場合があります。 これも順調にタバコから離脱しているサインとなりますので、深刻にならずに状況を受け止めると良いでしょう。

体調の変化

その他の体調の変化として、便秘を体験する人も比較的多いようです。 タバコを吸うと血管が収縮し、その刺激によって便通が促されることも多いのですが、これが長年の間に習慣化している場合、タバコの刺激なしには排便が行えない状態になっている場合もあります。

人によっては禁煙後から週単位で便通がなくなるなどの深刻な状況となり、このせいで禁煙を断念することもあります。 便通に影響があることは禁煙前に十分把握し、禁煙とともに食物繊維や乳酸菌などを努めて取るなどの便秘対策をした方が良いでしょう。

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