みんな同じ悩みを抱えてる!

喫煙率と禁煙率

タバコの価格は年々高くなり、そのたびに多くの喫煙者が禁煙にチャレンジします。 また、最近では禁煙外来の数も増加し、禁煙しやすい環境が整ってきています。

禁煙にトライして、実際に禁煙出来ている人の割合はどれくらいなのでしょうか。

禁煙の成功率

世間の目は日に日に喫煙者に冷たくなり、さらに喫煙場所もどんどん減少する現代、喫煙者は肩身の狭い思いをすることが少なくないでしょう。

実際に、喫煙者の6割が「今すぐにでも禁煙をしたい」と思っており、「1年以内に禁煙したい」という人を含めると約7割はタバコと縁を切りたいと考えているという調査結果もあります。 また、禁煙を考えるきっかけとしてはタバコの値上げを挙げる人が最も多く、日々のタバコ代に負担感を持つ人も少なくないようです。

では、このうち実際に禁煙にトライして成功した人はどれくらいいるのでしょうか。 2008年にファイザー製薬が調査した結果、喫煙者の4人に1人が禁煙に挑戦し、そのうちの7割が禁煙に失敗していることが明らかになりました。

さらに2014年の同会社の調査では、約3割の喫煙者が過去1年の間に禁煙にチャレンジし、そのうちの半数は1週間未満に断念したという結果が得られています。 最初の1週間は、禁煙のなかでも最も離脱症状が強く出る時期ですので、この時期を乗り越えられるかどうかが禁煙のカギを握っているのです。

最初の1週間に起きること

最初の1週間で禁煙を断念した人を詳細にみると、半日未満が5.6%、1日未満が10.8%、1日から3日未満が22.2%、3日から1週間未満が17.1%となっています。

離脱症状は特に禁煙をはじめて3〜4日目が最もつらいと言われています。 ここをどうやって乗り切るかが、禁煙成功のカギを握っているといっても過言ではないでしょう。

体内のニコチンが完全になくなるまでには、タバコを止めてから3日間かかります。離脱症状によってタバコへの欲求が最も高くなるのがこの3日間で、この時期をどのように過ごすかが禁煙出来るかどうかの分かれ道となります。

脳からは、一刻も早くニコチンを摂取するような指令が頻繁に出てきます。 最初のうちは単純に「タバコが吸いたい」という欲求のみですが、次第にイライラや悲観的な考えなどの精神的なダメージが始まります。

イライラしてつい、周囲の人に当たってしまうなどの罪悪感や、タバコが吸えない自分が情けなく、つまらない人間であるかのような無能感に襲われることもあります。 脳はあの手この手でニコチンを入れようとします。あらかじめこのことを良く理解し、禁煙は長期の休暇中など、出来るだけストレスがかからない状態ではじめた方が成功しやすいと考えられます。

この精神的な攻撃はニコチンが体から完全に抜けるまで続きますが、ニコチンが抜けきってしまえば、その後はだんだん楽になっていきます。 強烈な欲求から解放され、少し気が緩む3日目から1週間たった頃も、ついタバコに手を伸ばしてしまいやすい時期となります。

これはこの先1ヶ月目、1年目と続くことですが、節目に試しに1本吸ってみようか、といった誘惑に駆られ、せっかくの禁煙が元の木阿弥になる人は少なくないのです。

一度喫煙の習慣を持った人が禁煙した場合、ささいなきっかけで再び喫煙習慣に戻ることは少なくありません。 禁煙は完全に断ち切ったあとも一生続くという認識を持ちたいものです。